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序章

人生には正の時と負の時がある。今日失敗しても成功するときはあって、そのバランスがうまく取れているものなのだ。 良いことばかりは必ず続かない。いつか、悪くなって悪い方向に行く。だから、決して羽目を外してはいけない。一瞬でも「今まで楽しかった」と思われる時があれば、それは不幸の前兆であることは間違いない。そう思うと必ず不幸はやってくる。やってきた不幸を「突然の悲劇」とするか「予想していた最悪のパターン」と取れるかは自分の心のメーターの調整に重要に関わってくる。覚悟の有無で立ち直るまでの時間の大小が決まってくるのだから。 昔からいい子でいる事を強制されてきた子。要領が良くなければ決して遊ぶこともできない子。こんな子の未来は全てを諦め一人で生きていくか、寂しさに耐えキレずに二重の自分をつくって外で明るく振る舞って、家では寡黙に成るしかない。後者の矛盾した生活にはいつか破綻する日が来て、外の明るい顔は次第にうまくいかなくなる。引き篭りとは、こういう人の事である。 そういう人がプラスマイナスゼロに気付くとまたそこで二つの選択にブチ当たる。いつかプラスになる事を信じて、耐え続けるか、これ以上マイナスを受ける事を恐れて、人生を断ち切るか。

最近引きこもりは社会現象になったといわれる。それをneatの再来という人もいるし、少子化に寄って甘やかされた世代の暴走という人もいる。とにかく「なにもしない人」というのは誰もが合意する所であろう。けれども、そうじゃない。いや、違うかもしれない位の言い回しにしよう。彼等はただ潜伏しているに過ぎない。そんな彼等が次に起こす行動は誰かの命を奪う事。他人は勿論、自分もその候補の中の一人である。

さあ、始まるよ。今こそ羽化するときだ。パーティーが始まるよ。

〜少年が立ち上げたホームページより引用〜


黄色い悪魔 

あぁ、舞っている
あぁ、飛んでいる
あぁ、かゆいよう
へっ、へっくし!

絶対許さない
いつか倒して
撲滅させるぞ
スギ花粉めが