四時なのにもう暗い今日だから 

今日も教室に残っていたら
もう辺りは暗くて
いつのまにやら見づらくなった
小説をふと閉じる
回りにいる人は
みな自分のことで
手一杯な様子で
窓の外ぼーっと眺めてる
私を不思議そうに見てる

甘い黄色い缶のコーヒーを
学割価格で購入して
外は寒い でも何か温かい
白銅貨一枚で買える
冬の幸せ

もう少しだけ
あと少しだけ
やってみようかと思う
わがままかもしれない
無謀かも知れない
でもお願いやらせてほしい

もう辺りは暗くて午後の四時
小さなデターマイン