ねじれの位置 

作詞 伊藤多賀之

UNICEF募金のあの箱に
いつも千円札を入れてるのはこの僕で
去年僕は世界の遺跡を巡るツアーに参加して
始めてアフリカへ行き 初めて恋をした

水を運ぶ行列の中に
君は上半身裸で歩いてたね
そこは真っ暗な世界で
遊ぶこともできない
生きるために水を求め歩く
あふれてくる涙さえ
飲ませてあげたいくらい

第一印象 哀れな女の子
第二印象 良く見るとかわいいね
第三印象 僕の孫のお婆ちゃんになってよ

抑えきれないそんな気持ちを
友人に打ち明けてみたけれど
冷たい彼の一言

「おまえとあの娘はねじれの位置で
何百年経っても交わることはない」
そう言われて諦めかけたけど
既に僕の気持ちは
ピラミッドの頂上で君を待っている

「嗚呼、あなたが好き」
「オレもだよ」
そんな場面すらないでしょう
ここアフリカの砂漠では
君を幸せにすることなんて
僕にはできないでしょう

でも日本へ帰れば
僕には家も金も水もある
僕に君の人生を賭けてみる気はないかい?

何無妙法連下教...

僕は遂に彼女の手を握り締めて
何が有ってもこの手放さない
空港へ向かう幸せにすること約束して

天目このコンクリートに彼女は似合わず
何故かあの魅力がなかった

答えは、そう、君はスフィンクスの待つこの砂漠が似合う
君のためにこの手を放そう
飛行機がアフリカを離れてく

君と僕はねじれの位置で
何百年経っても交わることがない
所詮君と僕の関係はねじれの位置で
何百年経っても交わることがない
君と僕はねじれの位置で
何百年経っても交わることがない
君と僕はねじれの位置で
何千年経っても交わることがない

I LOVE YOU, I NEED YOU SO.
I LOVE YOU I NEED YOU SO.